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エンジョイ高校生活(棒)

新学期早々、制服身だしなみ週間とやらが訪れる。
要するに制服は全てきちんときているか、髪の毛は染めたり脱色していないか、自分の学校に適した格好であるかを確かめる週間のことである。





私は毎度と言っていいほど頭髪指導に引っかかる。







先に言っておくけど私は、脱色、染色、パーマネントどれも一切していない。いわゆる校則は、きちんと守っているほうだ。






頭髪指導に引っかかるのは地毛が少々明るいためなのだろうか。太陽の光に当たるとなおさら明るく見えることも既に承知の上である。



授業の終わった放課後担任から俗世間で言う"呼び出し"を受ける。


厳粛な雰囲気の中私は「染めていない」と心で呟く。



呼ばれた生徒は私を合わせて12人。
確実に頭髪に手を加えている人もいる。むしろほとんどがそうであったように見えた。

一人一人生活指導の先生が生徒に問う。

「お前はなぜ髪を染めたのだ。」と。


クラス順で問われる。
半クラスな私はよりによって一番最後。トリを飾るわけである。先に聞かれている人を横目に頭をフル回転させ考える。

興味本位で染めた、などと白状するものがほとんどであった。





そして私の前にも50代の如何にもベテランな教師がこれでもかというぐらいのドヤ顔で仁王立。




「お前も髪を染めているな?」














なぜ疑問形なのだ?!?!




意味がわからない。
私が染めているとなにかしら確信したから呼び出したのではないのか?
私の頭の中に大量のハテナ(?)が生産される。




「染めてない。」




予想外の出来事に、必死に絞り出した5枚ぐらいのオブラートに包んで言うはずの言葉は出てこない。






「お前の髪明るい。」








だから何なのだ???




先生。あなたは何のために頭髪指導を行っているのですか、、、。

髪が明るい人なんて隣の保育園の砂場の砂の数以上いるでしょうに。
留学1年目の外人でも言えそうな単語を文法通りに並べてなにを伝えたいのですか。




「私は脱色染色パーマネントどれもしていません。生まれたときからこの髪の毛です。」





「地毛がそんなに明るい人見たことないよ先生。」





何年間教師やっているんですか!!!
ふざけるのもいい加減にしていただきたい。何をそんな大袈裟に捉えているのですか!(禿げたあなたにはわからないでしょうね。と心で呟く)


私と先生のやり取りにその場の空気が凍り出す。

周囲にいた先生方はちょっと待てと言わんばかりの顔で私を見ている。


「本当にそめていないのか?」

「染めてない。」



こんなやりとりを何度かやった。

その後、私は髪を染めてないを押し通し今日のところはここまで的な雰囲気でその場から離れた。











地毛は地毛なのである。
数本なら証明するために検査でもなんでもかけていいから。








先生方は、カナダからきたブロンドの髪を持つ女性にも同じように言うのだろうか。

「お前は染めているように茶色いね。染めているなら黒く戻せ。」


と、そういうのか。

必ずしも、自分の高校の生徒は黒髪でいなければならないのだろうか。
これほど個人を大切にするなどと飾って言う割、あまりに滑稽ではないだろうか。













そういえばシャーペン落としそうになって握ってとったら指にシャー芯が刺さったってマジ?
でも、クラス替えして新しいクラスに慣れず誰にも言えず泣きそうになりながら耐えたってマジ?





頑張れ自分。

めげるな女子高生。